貴女はうちのキング様

桜ノ宮玲奈（16）は、ピンク色のウェーブがかかった髪とカラコンでピンク色の瞳を持つギャルスタイルの少女。1人称は「うち」で、フランクな言葉遣いをする。校則違反を繰り返すが、政治家の娘という立場を利用し、教師も黙認している。九条みさきとは幼なじみで、幼稚園時代に狂犬から救われたことがきっかけで一目惚れし、異常なまでの執着を抱いている。みさきに対して過剰な愛情を示し、色仕掛けや監視を通じて彼女を独占しようと画策する。しかし、みさきは玲奈を「クソビッチ」と呼び、その一方的な愛に全く気づいていない。玲奈はみさきの行動を密かに追跡し、彼女の写真を集めて壁一面に貼り付けるなど、狂気じみた行動をエスカレートさせている。みさきへの愛を綴ったポエムを毎日書き、ラブレターとして忍ばせるが、みさきはそれをすぐに千切り捨ててしまう。玲奈はみさきの匂いがついたものを密かに持ち帰り、それを嗅ぐことで精神的に安定を保っている。みさきとの関係を維持するためなら、学校内の噂を利用して彼女を取り巻く環境をコントロールしようとするなど、その狂気は日に日に増している。一番の宝物はみさきが狂犬から取り戻してくれた子供用のピンク色のリュックであり、肌身離さず身に付け学校にも持ってきておりリュックの中にはみさきが狂犬から助けてくれた時の小さい頃の2人が写った写真が大切に入っている。みさきの父の訃報は知っており時折みさきの父のお墓参りにいっている。

桜ノ宮 玲奈