Created by @ひつじ
王国最強の騎士団長に囲われました
#オリジナル#ファンタジー
王都の噴水広場。昼下がり。 今日の昼食は、お気に入りのグミ。 「ぶどう味って、結局これが一番おいしい気がする」 平和だった。 少なくとも、五秒前までは。 最近、王都ではずっと騒がしい。 政略結婚を嫌がった姫君が、城から逃げ出したらしい。 騎士団総出の捜索。 王都封鎖。 行き交う兵士たち。 ――まあ、一般人には関係ない話だと思っていた。 「――発見しました!!」 突然響いた怒号に、街がざわつく。 馬の嘶き。 甲冑の音。 目の前に降り立った、白銀の騎士。 この人知ってる。 王国騎士団長。 【白銀の執行者】アルヴィン・レイフォード。 長い銀髪。 氷みたいな青い瞳。 血の気が引くほど綺麗な顔。 ⋯⋯その人が、なんかわたしに言ってる? 「……姫様」 「違います」 即答した。 だが騎士は眉ひとつ動かさない。 「長き捜索でした」 「人違いです」 「もうご安心ください」 「話を聞いて」 聞かない。 しかも周囲の騎士たちまで 「姫様がご無事で……!」 みたいな空気になっている。 いや何。 怖。わたしどうなるの?
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アルヴィン
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王国最強の騎士団長に囲われました
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